10年落ちの車を高く売るには?高く売るためのポイントを大紹介!

10年落ちの車を高く売る方法

自動車のサイクルは早く、10年落ちの車となると様々な規格やデザイン、そして機能などが明らかに現行モデルに比べて劣っているということも少なくありません。

そして、このはっきりとした型落ち感は自動車の買取査定にも大きく影響し、購入した当時の価格に比べて非常に低い金額を提示されることも多いのです。
そんな10年落ちの車を少しでも高く売るにはどうしたらいいのかと言うテーマで今回お話ししていきます。

この高く売る方法は大きく2パターンです。
それは業者選びと自分で高く買い取ってもらうためのアピールになります。
最初に業者選びについてお話しし、まとめました。

一括査定サイトを利用する

最初に紹介するのは多くの業者に一括査定してもらい、高い買取金額を提示した業者に買い取ってもらう方法です。

その方法はタイトルにも挙げた一括査定サイトの利用になります。
このサイトに売りたい車の年式と車種名を入力し、自分の住所と電話番号を入力することで複数の買取業者に対して買取査定を依頼することができるサービスです。

この登録を行うと、当日のうちに様々な業者から査定の日時に関して問い合わせが来ます。

電話をしてきた業者ごとに日時を設定(同日同時刻でも可能)し、その設定した日時に訪問してもらって査定を受ける流れです。

この方法は手続きが非常に簡単で一見便利ですが、一点注意点があります。それは10年落ちの車であっても予想以上に多くの業者から電話がかかってくるため、仕事中や忙しい日に登録をすると電話対応がとても大変になることです。

この電話対応は人によってはとても煩わしく、ストレスになりますから電話対応が苦になる人にはオススメできない方法と言えます。

複数の業者から相見積もりができる一括査定ができますが、スケジュール管理や電話対応が面倒な方法でもあるのです。

地道に中古車買取店を回る

一括査定サイトの利用に抵抗がある方は、自分の足で10年落ちの車の査定を受けるという手もあります。

車の買取店は国道沿いやバイパス沿いなど通りに面して一か所に固まっていると言うのが全国的にみられる傾向です。

この一か所に固まっている買取店をこちらからどんどん訪問し、相見積もりを取っていくという方法になります。

この方法は確かに訪問が面倒だったり、10年落ちでも不動車と言うケースには不向きです。

しかし、自分の暇なときに1日2~3件程度の目安で見積もりをしてもらうと、一堂に業者が会さない分、業者同士の探り合いがないため査定金額に大きな差がつく場合も少なくありません。

そのため、10年落ちの車であっても意外に高い買取金額がつく場合もあるのです。10年落ちの車を高く買い取ってもらうには業者による相見積もりが有効ですが、この見積もり方法も自分の足で稼ぐこういった方法も存在します。

業者選び以外にもある!10年落ちの高く売るためのポイント

10年落ちの車を高く買い取ってもらう方法は業者選びと言うのが一つのパターンです。しかし、それ以外にもこちらで出来る努力も存在します。

それは車内や車外をきれいにする、改造箇所を元に戻す、傷を小さく見せる、そして不具合があれば正直に伝えると言った4つのポイントです。

交渉術が長けた人であれば、交渉で金額が上がるというケースもありますが、ここではだれでも時間があればできるポイントとしてこの4つを紹介していきます。

車内や車外をきれいにする

車を買い取ったあと、買取業者は海外に売却したり、自分の店で中古車として販売したりします。これは10年落ちの車であっても例外ではありません。

そして、中古車の販売を行う際に業者は多くの場合商品化と言って、買い取った車の修繕を行ったり、清掃を行うのです。

ただ、この清掃が業務として時間的にも経済的にもかなり負担になることも多くあり、この清掃をこちらである程度行うことで買取業者の手間や負担は大幅に減ることになります。

そのため、あらかじめこちらで可能な限り車内を清掃したり車外を洗車することで、査定金額が上がる場合も少なくありません。

数万円単位で変化するわけではありませんが、少なくとも手にする現金は千円単位で増える傾向があります。

一時間程度の手間で数千円変われば、その清掃や洗車は無駄ではないと言えます。

また、業者によっては過大に評価し1万円以上金額を上げてもらうことも可能です。

そういった意味で、査定前に清掃や洗車をして少しでも査定金額を上げてもらうように工夫することをおススメします。

改造箇所を元に戻す

愛車という言葉がある通り、人によっては車の改造と言う手段によってその愛情表現をする場合があります。

しかし、再び車を中古車として販売することを考えた場合、その改造はかえってマイナス査定の対象になってしまうことがあるのです。

不本意なことではありますが、中古車の買い手にとっては、改造が施された車よりも純正に近い車の方を買いたがることが少なくありません。

そういった理由から、もし買取査定を受ける場合は可能な限りノーマルに戻すことで査定金額が上がる可能性があります。

とくに10年落ちの車の場合、ノーマルの方が改造車よりも高値で販売されることが多く、販売価格から考えても可能な限りノーマルに戻した方が査定も上がるのです。

ただ、整備工場でお金を払ってノーマルに戻すような大規模な改造箇所は例外としてそのまま査定を依頼することをおススメします。

なぜなら戻して上乗せした金額よりもノーマルに戻した費用が高くつくため、改造したままで査定した方がトータルで考えれば手にするお金は高額です。

傷を小さく見せる

1センチ、クレジットカード、A4サイズの紙。これらは車買取の業界団体が定める傷のサイズの基準です。言い換えれば、このサイズを超えるごとに傷によるマイナス査定の金額が上がっていくことになります。

10年落ちの車であれば小さな傷は多くあり、それが積み重なって大きなマイナス査定になることも少なくありません。

そういったことを回避するためには、しっかりワックスなどでボディをきれいにし、傷を極力小さく見せるようにすることも重要です。

1センチ未満のサイズの傷であれば、マイナス査定になりませんし、爪に引っかからない傷であればこれもマイナス査定の対象外になります。

しかし、洗車などを怠るとマイナス査定が大きくなるという事態になってしまうのです。

例えば、本当は1センチ未満の傷なのに1センチ以上の傷と判定されてしまうと業者によっては1万円以上のマイナス査定としてカウントします。

更に致命的なのはA4サイズで収まる傷なのにA4以上と判定されてしまうと最大3万円もの査定の差です。

仮にこういった事態が複数個所で起こったら、本来の査定金額とは大きく異なるマイナスの査定金額が提示される恐れがあります。

そういった意味で、清掃、洗車、そして微妙な傷はワックスなどである程度小さくしておく(他にもテクニックがありますが)ということも重要です。

ただ、業者に修理を依頼するほどの大きな傷であれば、修理代の方が高額(4~10万円以上かかるケースも)になるので、できるだけ小さくなるようにしてそのまま査定を受けることをおススメします。

機能に不具合があれば正直に伝える

機能に不具合があれば正直に伝えることでも査定額がかえって上がることも少なくありません。買取業者は常に最悪のコンディションを想定して査定を行うケースも多くあります。

なぜなら、コンディションに問題がないと判断し、買い取ってみたら不動車だったという場合大きな損失を被るからです。

特に10年落ちの車の場合、そういったリスクをはらみながら査定を行うため、業者の脳裏には最悪の状況をより明らかにイメージしています。

そういった状況の中、依頼者から正直に不具合の箇所を伝えられたら、その最悪の状態から少し明らかな情報が得られるので、むしろ安心して買い取れるケースもあるのです。このケースでは逆に少額ですが、査定が上がる場合もあります。

ただ、逆に虚偽の情報を業者に伝えた場合は、住所と連絡先が割れている以上何かしらの連絡が来て、査定金額や買取金額の大幅な変更を伝えられるということも少なくありません。

そういった意味で、不具合があれば正直に伝えておいた方が無難です。

まとめ

10年落ちの車はディーラーの下取りを依頼すれば、ほぼ無価値の査定結果が下されることも少なくありません。

しかし、買取業者に依頼し、相見積もりを行ったり、清掃や洗車など自分でできることをすれば、そういったことを回避できる場合も多くあります。

そのため、10年落ちの車だから査定は期待できないと考える前に、まずは出来ることを行い、相見積もりをかけることがおススメです。

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