傷だらけの車を売るにはどうしたらいいの?高価買取の方法もご紹介!

傷だらけの車を売るには

長年乗ってきた車を手放そうと思って、自分の車を見てみると飛び石の傷や猫のひっかき傷、それだけではなく、以前こすった傷跡がそのまま放置されサビもある、しかも一度物損事故で修理したこともあるし、当てられたこともある、そんなボロボロで傷だらけの車も何とか現金にしたいと考える方は少なくありません。

単純に考えればいくら愛着を持っている自分の愛車であっても他人から見れば売ることも難しいです。

そんな傷だらけの車を売るにはどうすればいいのか、そしてそれを高価買取してもらうにはどうしたらいいのかと言うことをテーマに解説を行います。

流れとしては、傷だらけだとなぜ買取金額が低い、あるいはつかないかをお話しし、その後高価買取の方法を紹介します。

そして、不動車に近くて冒頭のような何度も事故を経験し、全体が傷だらけのようなものでも何とか現金にできないかと言うことにも触れながら解説していきます。

この記事を読めばきっと、なぜ傷だらけの車は買取に不利なのか、そしてそんな車の高価買取の方法、そしてそれでも買い取ってもらえなかった時の対処法を知ることができます。

 

基本的に傷だらけだと大幅に買取価格が下がる

傷だらけだと大幅に買取価格が下がります。

多少の傷ではそこまで深刻な査定額の影響はないのですが、傷だらけだと大幅に買取価格が下がり、古くても人気のある、買取金額が高い車種であっても傷だらけでは買取すら期待できない場合があります。
ここではなぜ買取価格が下がるのかということと、査定がつかない場合もあるということについてお話ししていきます。

 

なぜ買取価格が下がるの?

買取価格が下がるのは見かけや実用性、買い取った後販売するのに不利と言う理由の他に買取ルールにある減点によるものや商品化に当たっての問題が大きいからです。

買取ルールにある減点は、爪がひっかかる傷に対し大きさが500円玉以上カードサイズ未満(1万円減額)か、A4サイズ未満(2万円減額)か、A4サイズを越える(3万円減額)かに別れます。

これは傷だけでなくさびや腐食、ガラスのひびも対象となっているのです。
しかも1箇所ごとにこれだけの減額が決められているのでA4サイズを超える傷が10箇所あれば30万円の減額になります。

このルールはお店ごとに異なるというわけではなく、一般財団法人日本自動車査定協会という車の査定を行う業界団体の統一ルールなので多くの買取店はこのルールに従いますから、傷だらけの車だとルールによって確実に大幅な買取価格の減額になってしまうのです。

商品化に当たっても問題があります。
傷だらけでは当然余程の人でない限り誰も買いません。
そのため傷を修理して商品化と言う工程を経てから再度販売されます。
そういった手間を考えると、傷の減点による査定に加えて商品化に当たっての費用も差し引く場合があります。

ここまで来ると例えば傷がない状態だと50万円程度で買取りが期待できる車もA4サイズの傷が10箇所あれば20万円未満になってしまいますし、業者によっては手間も考えてそれよりも減額することも少なくありません。
このような理由で買取価格が下がってしまうのです。

 

下取りでは査定がつかないことも

買い取り専門店であっても、商品にしたいと考えて多少価値をつけるかもしれませんが、ディーラーへ持って行ったら査定がつかない可能性も高いです。

もともとディーラーは中古車を売るのが仕事ではないため、査定も厳しめになります。

しかも傷だらけの車であればもはや中古車として市場に流すことも考えない可能性も高いです。

そうなると下取り依頼をしても査定0円となるのは決して珍しいことではありません。

 

傷だらけの車でも高価買取してもらうには?

傷だらけの車は減点ルールなどで買取価格が大幅に下がる、または買取金額が0円になるということをお話ししてきました。

しかし、それでも高価買取をしてもらうにはどうすれば良いのかと言うと、一括査定や自分で買取店を回るという方法があります。

この2つの方法について具体的にお話ししていき、さらに傷だらけでもなぜ高価買取してくれる業者がいるのかについても解説します。

ちなみに前提としてこの二つの方法は事前に洗車と清掃を行うことがポイントです。

 

一括査定を依頼する

最初に紹介したいのは一括査定です。

これはネットで車の年式などを伝えて連絡先を告げると複数の買取店から連絡が来て訪問査定を行ってくれるサービスになります。

このサービスを利用すれば、複数ある一社から傷だらけの車でも高価買取をしてくれる業者が現れる可能性があります。

こちらから行くことがないので、とても便利なのですが、いきなり様々な所から電話がかかって来たり、スケジュール対応をする必要があるという点がデメリットです。

しかしこの方法を使えば不動車であっても、傷だらけの車であっても買い取ってくれる可能性が高く、更に高価買取を行ってくれる業者が現れることも期待できます。

 

条件がそろえば自分で買取り店を回る

傷だらけの車でも自分で動かすことができのであれば、自分で買取店を回るという手もあります。

国道沿いを走ると気づく方も多いですが、買取店や中古車店はあるエリアに固まるようにお店を構えています。

そのため、自分で行って回るということも意外と簡単にできてしまうのです。
お店が限られたり、自分で行く手間はありますが、電話が一斉にかかって来たり、自分で訪問のスケジュールを組む必要がないので気軽にできる傷だらけの車を買い取ってくれる方法と言えます。

また、自分で一括査定に回っているようなものなので、想像以上に高額買取を行ってくれる業者が現れる可能性も高いです。

 

なぜ傷だらけでも高価買取してくれる業者がいるのか

ここで気になるのが、なぜ傷だらけでも高価買取をしてくれる業者がいるのかと言うことです。
これは自分の会社で整備工場を持っていて格安で修理を行うことで商品化できる業者であったり、独自のルート(海外も含む)を利用することでより高価に販売できる業者であったりするのが理由です。

安い金額で商品化出来たり、高く販売できる業者であれば、傷だらけでも高価買取できます。
また、そういった業者は傷の査定も減点方式で金額を下げる際に少し甘めに査定を行ったり(きわどいものはワンサイズ下の原点にするなど)、もともとも金額を高くして減点することで買取価格を上げるなどして傷だらけの車でも高く買い取ってくれることがあるのです。

 

最終手段は廃車買取

一括査定や買取店を回れば買い取る業者が現れて高価買取も期待できると言うことをこれまで解説してきました。

しかし、どんな業者であっても買い取ることができない場合も少なくありませんし、満足のいく査定額でない場合もあります。そんな時最終手段として有効なのが廃車買取です。

この廃車買取を行えば、不動車でも傷だらけでも、あるいは事故車で車がゆがんでいても現金を手にすることができます。
また、見方によっては査定額よりも高くなるケースすらあるのです。
この廃車買取について解説していきます。

 

傷だらけの車も買い取ってくれる廃車買取とは?

廃車買取とは文字通り、車を廃車にするための買取です。

こう聞くと処分料金を支払う必要があると出はと思われがちですが、実はタイヤやホイール、バッテリーなどを部品やパーツ毎に分解・洗浄し、使用可能な部分を商品として販売することや素材のリサイクルで収益を出しているので、逆に買い取りと言う形で現金を支払ってくれるのです。

しかも不動車であってもサビだらけの車でもきちんと買い取ってくれるので、最終手段として利用できます。

さらに廃車にした場合、納めている自動車税は返金してもらえますから少額ですが、買取以外にもお金が戻って来るというメリットがあります。

 

この手順を踏めば傷だらけの車でも最大まで高く売れる

傷だらけの車であってもきちんとした手順を踏めば売れますし、場合によっては高価買取も期待できます。

そんな傷だらけの車を売る方法の手順ですが、最初に車の清掃や洗車を行い、一括査定に依頼するか自分で車を走らせて査定の相見積もりをとります。

そして、もしそれでも買取がつかなかったり、あるいは査定額が低すぎる(1~2万円程度)場合は、廃車業者に依頼し廃車買取をしてもらうというのが傷だらけの車を最大まで高く売る方法です。

 

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